その人らしい生活が続けられるように、総合的なリハビリテーションを推進し地域社会に貢献します。
同じ法人内に急性期・回復期、老健施設まで各種機能に特化した施設があります。リハビリテーション部内ではセラピストが幅広い経験が出来るよう、各施設をローテーションし実施経験に基づいた知識と技術を得られるような体制を取っています。
入職後の4年間を新人教育としています。急性期・回復期:淡海医療センター、地域包括:淡海ふれあい病院、通所・入所・訪問:草津ケアセンターをローテーションし様々な働き方が経験できます。5年目以降は希望に応じ所属部署を決定していきます。
心大血管リハビリテーション料Ⅰ
脳血管疾患等リハビリテーション料Ⅰ
廃用症候群リハビリテーション料Ⅰ
運動器リハビリテーション料Ⅰ
呼吸器リハビリテーション料Ⅰ
かん患者リハビリテーション料
摂食機能療法
リハビリテーション室は8Fにあり、琵琶湖を一望できる景観の良い位置にあり、広々とした空間になっています。ここでは入院患者さんの治療を行っています。
作業療法室はリハビリテーション室の中にあり、ADLシュミレーターや調理用のキッチンなど日常生活動作訓練を行う空間になっています。
言語療法室は6室あり、入院患・外来患者さんともに個室で訓練を行っています。対象としては、失語・高次脳機能障害、構音障害、摂食嚥下障害などです。
主に循環器疾患の患者さんの訓練を行っています。自転車エルゴメーター、モニター類が設置されています。
理学療法士 | 作業療法士 | 言語聴覚士 | |
---|---|---|---|
淡海医療センター 急性期 | 17 | 5 | 5 |
淡海医療センター 回復期 | 16 | 12 | 6 |
淡海ふれあい病院 地域包括 | 6 | 6 | 2 |
草津介護医療院 | 2 | 1 | 0 |
草津ケアセンター | 7 | 6 | 1 |
2022年
2022年
2020年
理学療法はより専門的な関りが行えるよう、整形・脳血管チーム、呼吸器・がんチーム、心臓リハビリチームの3チーム体制を取っています。また、作業療法は整形・脳血管疾患を、言語聴覚療法は脳血管疾患・摂食嚥下機能障害を主な対象として訓練を実施しています。
急性脳梗塞患者様に対する早期リハビリテーション開始率は96.3%と高い介入率になっています(2021年度実績)。その他、難病患者さんに対するロボット(HAL)を用いた訓練など先端医療にも力を注いでいます。
がんの治療や手術を行うことで生じる、倦怠感や食欲低下、痛みなどで活動量が低下している患者さんに対して機能回復を図ります。術前よりチームが介入することで、生活の質の向上にむけた、機能障害の改善、廃用予防・改善、むくみ対策、福祉機器の活用、動作の指導などを個々のニーズに合わせて行います。
また、様々な肺の病気により呼吸がスムーズに出来ず息苦しさを感じている呼吸器内科、呼吸器外科の患者さんに対し、運動療法や日常生活練習・指導を行う呼吸リハビリも実施しています。
心不全・心筋梗塞・心臓手術後といった心疾患をお持ちの患者さんに対し、超早期から心臓リハビリテーションを実施しています。運動耐用能の向上を目的とした運動療法だけでなく、円滑な社会復帰や症状の憎悪・再発予防を目的とした生活指導も実施しています。また、退院後、運動耐用能が低下している方は生活に不安をお持ちの方には、外来リハビリを実施しています。
入院によって生じる体力の低下や認知機能低下などの二次障害を防ぐために、早期より運動療法や認知機能訓練を実施しています。また、食事、着替え・入浴など日常的に行う動作を中心に訓練を取り組んでいます。入院という非日常をいかに短くし、最短期間で患者様のやりたい活動や生活を獲得できるよう目指しています。
言語障害、失語症、音声障害や構音障害、高次脳機能障害、摂食嚥下機能障害など、主に脳損傷から生じる様々な症状に対応しています。また、摂食嚥下障害ではVE(嚥下内視鏡検査)やVF(嚥下造影検査)に同席し、より精度の高い嚥下評価を行うことで訓練に生かしています。
対象疾患は主に整形・脳血管疾患。1人の患者さんを複数のスタッフで関り情報の共有を行いやすいよう、チーム体制を取っています。また、退院支援のためより生活に即した訓練を作業療法・言語聴覚療法では行っています。
福祉用具業者が週に一度来院し、リハビリ担当者と密に連携を図りながら入院患者さんが退院後に自宅で安全に生活できるよう歩行補助具の選定を行っています。また、脳血管疾患や脊柱・脊髄疾患の患者様に対して主治医が適応と判断した方には積極的にロボットスーツHAL(医療用両下肢タイプ)を用いた訓練やHAL腰タイプを用いた運動療法などを実施しています。
在宅での生活に向けて、食事や着替え、排泄、入浴などの日常生活動作や家事動作、職業訓練など応用的な動作の練習を実施しています。病棟スタッフと連携し、訓練で行えている動作を実際の生活でも行えるよう病棟環境調整にも積極的に取り組んでいます。
また、HALやIVESといったロボットを用いた機能運動も行います。その他、屋外での園芸活動や病棟レクリエーションなどを行い、精神機能や認知機能面への介入も行っています。
退院後の生活に添うように、他職種と連携してQOL(生活の質)を高めるアプローチを行っています。また、復職に向け、パソコンやスマホを活用した訓練や自動車運転を再開される方への認知・注意力の評価など、その方々にあった評価・訓練を行います。
リハビリテーション部では、長く働き続けることが出来る職場環境づくりを目指し、職員のワーク・ライフバランスに重点を置いています。
結婚や出産、育児など様々なライフスタイルの変化が起きる20代半ばから30代の職員が多いため、育児休暇、時短勤務、出勤時間の選択(8:00~17:00 or 8:30~17:30)を利用できる環境を整えています。
2021年度は8人中7人の男性職員が育児休暇を利用しました。また、時間外に業務を残さないような取り組みも積極的に行っています。
入職してから安心して働けるよう、プリセプター制度を導入しており、OJTによる臨床実技指導、院内研修・部内研修による座学などのフォローをしっかり行っています。
院内合同研修 | 医療安全、感染対策、緊急時対応など |
部内新人研修 | コミュニケーション、診療報酬、転倒、心臓リハビリ、呼吸・酸素療法、脳画像、高次脳機能障害、がんリハ、摂食嚥下、自宅訪問、解剖・触診、ロボットリハ(HAL、IVESなど) |
〇2年目職員
幅広い患者層に関わる機会があり、ローテーションで様々な経験を積むことができます。また、各配属先に指導担当の先輩がついてもらえるため気軽に質問がしやすいです。
〇7年目職員
臨床に関しては特定の手技などにとらわれることなく、自分で目標を決めてステップアップできます。院外の研修参加費補助やお休みの調整などに関しても相談しやすく、自分のやりたいことへ積極的にチャレンジしやすいです。
〇13年目職員
育児や体調に合わせて勤務時間の変更(32時間常勤)が行えるので働きやすいです。職場の雰囲気は、仕事に対して色々な考え・スタイルの職員がいてそれが上手くかみ合って業務が成り立っているように思います。
詳細は病院の「採用情報」をご覧ください。
当院リハビリテーション部への就職をお考えの方は、ぜひご連絡ください。見学会に関しては個別で日時をご相談させていただきます。
お問い合わせ先:淡海医療センター リハビリテーション部 TEL:077-563-8866(代表)