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脳神経内科(神経内科)

概要

脳神経内科では、脳卒中、神経変性疾患、末梢神経疾患や筋疾患などの診断・治療を行っています。 これらの疾患の主症状である「頭痛」「痛み」「めまい」「ふるえ」「しびれ」などを主訴に受診され、種々の検査を行い診断をすすめ、治療を行っています。

また、最近、社会で問題となっている「認知症」を疑われて受診される方が非常に多くなっています。残念なことに認知症と診断された場合、治療を開始し、安定すればかかりつけの先生に治療を継続していただいています。

こんな症状はありませんか?

上記のような症状が一つでもあれば、お気軽にご相談ください。

主な対応疾患

認知症診療

認知症は、さまざまな病気により脳の神経細胞の働きが徐々に変化し、認知機能(記憶、判断力など)が低下して、社会生活に支障をきたした状態です。 当院では、もの忘れなどの症状で受診された方に、問診・診察・認知機能検査を行い、必要に応じて血液検査や頭部MRIなどを実施しています。

認知症になる前の段階として、軽度認知障害(MCI)があります。 MCIの段階で介入できる治療も登場しており、早期に状態を確認し、適切な診療につなげることが重要です。

アミロイドPET検査を導入しました

当院では、アルツハイマー型認知症の早期診断や治療方針の検討に役立つアミロイドPET検査を導入しています。

「最近もの忘れが増えた」と感じる方や、MCI(軽度認知障害)と診断された方などは、ご相談ください。

▶ アミロイドPET検査について詳しく見る

認知症の主な症状

記憶障害 いわゆる「もの忘れ」。
見当識障害 日付や場所がわからなくなる。
遂行機能障害 段取りよく物事を進めにくくなる。
失語 物の名前が出てこない、言葉の理解が難しくなる。
失認 視覚などの感覚は保たれていても、物や人を認識できなくなる。
失行 麻痺などがないにもかかわらず、道具の操作などが難しくなる。

認知症の代表的な種類

種類 主な特徴
アルツハイマー型認知症 認知症の中で最も多いタイプです。もの忘れが目立ち、アミロイドβの蓄積などが関係しています。
脳血管性認知症 脳梗塞や脳出血などが原因となります。障害された脳の部位によって症状が異なります。
レビー小体型認知症 幻視、注意力の変動、睡眠中の大声や動き、パーキンソン病に似た症状などがみられます。
前頭側頭型認知症 行動の抑制がききにくくなる、同じ行動を繰り返す、言葉が出にくくなるなどの症状がみられます。

MCIを早期発見しましょう

軽度認知障害(MCI)とは、正常な加齢と認知症の中間の状態で、認知機能の低下を認めるものの、日常生活への大きな支障が目立たず、認知症とは診断されない状態をいいます。

MCIのすべての方が認知症になるわけではありませんが、MCIの方のうち年間約10~15%が認知症に移行するとされています。 そのため、MCIの段階で状態を確認し、適切な診療や治療につなげることが重要です。
※政府広報オンライン「知っておきたい認知症の基本」を参考

当院では、もの忘れなどで受診された方に、問診・診察・認知機能検査を行います。 必要に応じて血液検査や頭部MRIなどを実施し、認知機能低下の原因を確認します。

当院の認知症診療の流れ

  1. 外来受診・ご相談
  2. 問診・診察・認知機能検査
  3. 必要に応じて血液検査・頭部MRIなどの検査
  4. 認知機能低下の原因を確認
  5. 必要に応じてアミロイドPET検査(約20分) 待機時間90分
  6. 検査結果をもとに治療方針を検討

※検査に関するご費用・保険適用については、受診時にご説明します。

認知機能の低下には、甲状腺機能低下症、ビタミンB群欠乏症、正常圧水頭症など、原因に応じた治療によって改善が期待できるものもあります。 そのため、まず原因を確認することが大切です。

アミロイドPET検査について

アミロイドPET検査では、アルツハイマー型認知症との関連が知られているアミロイドβの脳内への蓄積を画像で確認することができます。検査によってアミロイドβの蓄積が確認されたMCIまたは軽度の認知症の方には、抗アミロイドβ抗体薬による治療を検討します。

アミロイドPET検査に使用するPET/CT装置

アミロイドPET検査に使用するPET/CT装置

アミロイドPET検査 陰性画像

アミロイドPET:陰性

アミロイドPET検査 陽性画像

アミロイドPET:陽性

アミロイドPET検査の結果は、認知機能検査や頭部MRIなどの検査結果とあわせて、治療方針を検討する際に用いられます。

▶ アミロイドPET-CT検査の詳細はこちら

認知症の治療

MCIや認知症と診断された場合は、原因や状態を確認したうえで、必要に応じて治療や経過観察を行います。当院では適切なガイドラインに基づき、薬物療法と非薬物療法を組み合わせた治療を行っています。

薬物療法① : 抗アミロイドβ抗体薬(レカネマブ・ドナネマブ)

レカネマブ、ドナネマブは、アルツハイマー型認知症に関係するアミロイドβを除去し、アルツハイマー型認知症の進行を抑制する点滴薬です。 アルツハイマー病によるMCI及びアルツハイマー病による軽度認知症の方が対象となり、認知機能低下の進行を遅らせることを目的として使用します。

治療中は、体調の確認や定期的な頭部MRIなどを行い、安全性を確認します。 主な副作用として、点滴時の反応(頭痛、発熱、吐き気など)や、ARIAと呼ばれる脳の浮腫・出血などがあります。

なお、抗アミロイドβ抗体薬はすべての方が対象となるわけではありません。 治療の適応については、アミロイドPET検査の結果や全身状態などをもとに、担当医が総合的に判断します。まずは外来にてご相談ください。

レカネマブ(商品名:レケンビ)

ドナネマブ(商品名:ケサンラ)

日本承認 2023年9月 2024年9月
投与方法 点滴静注(近日皮下注製剤が発売される予定) 点滴静注
投与間隔 2週間に1回(皮下注製剤は1週間に1回) 4週間に1回
投与期間 原則18か月間
投与終了 病状によっては継続投与可能 アミロイド陰性化後、終了可能
対象 アルツハイマー病によるMCI及びアルツハイマー病による軽度認知症の方
どちらの薬剤が適しているかは、患者さんの状態・検査結果・生活状況などをもとに担当医と相談のうえ決定します。

薬物療法② : コリンエステラーゼ阻害薬など

認知機能の維持を目的とした従来の薬物療法も、患者さんの状態に応じて継続して行います。症状や病期に合わせて、担当医が適切な薬剤を選択します。

非薬物療法 : 生活習慣の改善・認知リハビリテーション

適度な有酸素運動・バランスの取れた食事・良質な睡眠・社会参加など、生活習慣の改善も認知機能の維持に有効です。認知リハビリテーションと組み合わせることで、より効果が期待できます。

受診の目安

MCIの段階で介入できる治療が登場し、認知症はより早い段階から状態を確認することが重要になっています。 次のような変化が複数みられる場合は、認知症の初期症状の可能性があります。 ご本人だけでなく、ご家族からのご相談も受け付けています。

もの忘れがひどくなった

判断・理解力が衰えた

時間・場所がわからなくなった

人柄や意欲に変化がみられる

気になる変化がある場合は、「年齢のせい」と思わず、早めにご相談ください。

 

スタッフ

名前(フリガナ) 阪上 芳男(サカウエ ヨシオ)
役職 脳神経センター センター長
専門分野 脳血管リハビリ
末梢神経障害
学会専門医・認定医

日本内科学会総合内科専門医
日本神経学会神経内科専門医・指導医
日本リハビリテーション医学会リハビリテーション科専門医・指導医
日本認知症学会専門医・指導医

名前(フリガナ) 西田 知弘(ニシダ アキヒロ)
役職 医員
専門分野 脳神経内科一般
名前(フリガナ) 山田 茜(ヤマダ アカネ)
役職 専攻医
専門分野 脳神経内科一般

外来担当表

1エリア 月 火 水 木 金
午前 10診 阪上 塚本 阪上 竹中

山川
11/13休診

11診

吉田

西田

八坂

石本 
隔週

山田
午後 10診

竹中
予約のみ

山川
予約のみ
11/13休診

11診

吉田
予約のみ

八坂
予約のみ・15時半まで

石本 
隔週
予約のみ

 



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