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産婦人科

概要

女性の総合医療をめざし、女性の快適な一生のサポートができればと考えます。
治療は産婦人科領域全体を対象に診療を行っており、一つ一つの領域において最高の技術はもとより、やさしさを大切にした質の高い治療を目指しています。

診療の特徴
腹腔鏡下手術の導入、入院期間の短縮
悪性腫瘍(卵巣がん・子宮がん)に対する根治手術および術後化学療法
ホルモン異常や不妊症に対するホルモン負荷テストや子宮卵管造影
更年期障害に対するホルモン補充療法
母乳栄養の促進、出産後の母児同室制
腹腔鏡下手術

婦人科では子宮体がんにおける腹腔鏡下手術は保険も通り、当院ではすでに多くの症例を行っております。また、子宮頸がんにおいては、先進医療ですが、すでに何例か行い、先進医療の規定に基づき行う事ができます。どちらの手術も開腹手術より術後の侵襲は少なく、骨盤内の手術は本来狭いところでの手術になり、開腹手術ではとても見にくい場所です。しかし、腹腔鏡で行いますと、カメラで見れるので、血管、神経などはっきりと見え、丁寧な手術ができます。当院で行った症例はすべて、明らかに開腹手術より出血は少なかったです。また、リンパ節もきれいに見え、取り残しも少ないと考えます。合併症も神経の走行が見えますので、一般的な術後の膀胱神経麻痺もがんの早期なら、軽くなるようにすることが可能です。
予後に関してはまだ、国内の学会ではエビデンスは十分ではありませんが、海外の報告では、開腹手術よりやや良いと報告されています。おそらく、リンパ節の廓清も開腹以上にきれいにできるので、日本でも同様の結果になると考えています。
もちろん術後の回復は早く、入院期間も短くなります。

認定施設:日本産科婦人科内視鏡学会認定研修施設

診療内容

医療の原点は「手当て」と考えます。この言葉は母親が痛がっている子供に手を触れると子供の痛みが和らぐ事から来ていると聞いたことがあります。近代西洋医学は技術、知識の向上により不治の病といわれた病気を治してきました。そして、今日の日本の医療は世界的に見ても最も優れた医療レベルに達していると思われます。私たちが病気の治療を行うにはよりすぐれた医療技術が必要であり、それを追究し続けなければなりません。しかし、その追究の先に存在するのは医療の原点である「手当て」だと考えます。
我々は当院のすばらしい設備と医療技術を用い、「手当て」を行い、女性を主人公とした快適な一生のサポートを行いたいと考えます。

出産

産科領域におきましては、自然分娩・母児同室・母乳育児を推進し、母児ともに安全な出産をすることを最大の目標としております。「主人公は生むお母さん」を理念に、分娩時は助産師が中心となりできる限り付添い、LDRにおいてご家族の立ち会いも可能です。産後は母児同室にて育児指導を行います。また、合併症妊娠、異常妊娠におきましても、できる限り院内において十分に対応できるよう心がけております。
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婦人科疾患の治療について

悪性腫瘍

婦人科治療においては子宮がん、卵巣がんなどの悪性腫瘍も積極的に行っています。手術治療はもとより、化学療法、放射線療法など当院の十分な設備(MRI、CT、PET、放射線治療装置)を生かし、現在行われているほぼすべての治療方法を院内で行います。これらの治療において、医師はベストと考えられる治療をできる限り薦めますが、患者さん一人一人の年齢、事情も考慮し、患者さんと十分な相談の上で治療方針を決めていきたいと考えます。

良性腫瘍(筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症など)

筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症などの婦人科良性疾患においては、手術、内科的治療と患者さんにできる限り広い選択ができるように心掛けています。たとえば筋腫の治療において、子宮を残したいと思われる患者さんには筋腫核出術(腹腔鏡手術がほとんどです)を、たとえ、子宮を取るにしても、より傷が小さく、術後の回復が早い腹腔鏡の手術を可能な限り選びたいと考えます。そして、どうしても手術がいやな患者さんには放射線科と共同で子宮動脈塞栓術(UAE)も選択していただけます。 もちろん、卵巣の手術に関しても全部取るのではなく、可能なかぎり悪い部分だけ取り、それも腹腔鏡で行いたいと考えます。また、腹腔鏡の手術においても可能ならばより細い3mmの器具(通常は10mmか5mmです)を使うように心がけています。腹腔鏡下の手術は経験が豊富な医師を中心に行っています。

更年期障害治療について

大変な出産や育児を終わり、やっと自由な時間が少しできたのに、家族の世話をしなければならなかったりしてストレスのたまっている更年期の女性に対しては、少しでもストレスを和らげ、老化を遅らし、より快適な老年期をめざせるように、ホルモン補充療法(HRT)をお勧めいたします。 ただ、新聞でも報道されました副作用を心配されているかたも多いとおもわれますが、ひとりひとりにあった処方を行い、副作用が最小限になるように最善の注意を払って行いたいと考えます。

子宮頸がん情報

子宮体がん、子宮頸がんも腹腔鏡で行っています。

診療実績

2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2018 2019 2020 2021
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腹腔鏡下子宮全摘術(TLH) 84 115 125 143 154 155 153

168

203 245 243
腹腔鏡下子宮筋腫核出術(LM) 54 78 98 118 97 104 61

65

76 64 55

子宮鏡下手術(TCR)

32 33 38 65 86 95 77 84 97 92 69
全鏡視下手術 405 357 395 509 536 534 494 457 497 535 513
全手術 525 526 536 667 680 670 616 577 637 692 650

対応疾患

子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう腫、卵管腫瘍、不正出血、卵管機能不全、更年期障害、月経異常、月経困難症、分娩、異常分娩、婦人科がん

対応がん

子宮頸がん、子宮体がん(内膜がん)卵巣がん、膣がん、外陰がん、卵管がん

 

周産期センター

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スタッフ

名前(フリガナ) 卜部 諭(ウラベ マモル)
役職 院長特別補佐 兼
周産期センター長
専門分野 腹腔鏡手術
更年期
婦人科腫瘍
子宮内膜症
学会専門医・認定医

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医
日本産科婦人科内視鏡学会腹腔鏡技術認定医

日本内視鏡外科学会 産科婦人科技術認定医

日本産科婦人科内視鏡学会子宮鏡技術認定医
日本女性医学会女性ヘルスケア専門医・指導医、評議員
母体保護法指定医
日本産科婦人科医会代議員
日本内分泌学会 評議委員
近畿産婦人科内視鏡手術研究会評議員
緩和ケア研修修了

名前(フリガナ) 卜部 優子(ウラベ ユウコ)
役職 統括部長
専門分野 腹腔鏡手術
周産期
学会専門医・認定医

日本産科婦人科学会産婦人科専門医・指導医

日本産科婦人科内視鏡学会腹腔鏡技術認定医
母体保護法指定医
緩和ケア研修修了

名前(フリガナ) 鳥井 裕子(トリイ ヒロコ)
役職 医長
専門分野 腹腔鏡手術
周産期
学会専門医・認定医

日本産科婦人科学会産婦人科専門医
日本産科婦人科内視鏡学会腹腔鏡技術認定
母体保護法指定医
緩和ケア研修修了

名前(フリガナ) 藤城 直宣(フジシロ マサノリ)
役職 医長
専門分野 腹腔鏡手術
婦人科腫瘍
学会専門医・認定医

日本産科婦人科学会産婦人科専門医
日本産科婦人科内視鏡学会腹腔鏡技術認定医
日本産婦人科内視鏡学会子宮鏡技術認定医
母体保護法指定医
緩和ケア研修修了
女性のヘルスケア研修修了

名前(フリガナ) 十河 進仁(ソゴウ ノブヒト)
役職 医員
専門分野 産婦人科
学会専門医・認定医
名前(フリガナ) 中川 渥裕(ナカガワ アツヒロ)
役職 医員
専門分野 産婦人科
学会専門医・認定医 日本産科婦人科学会産婦人科専門医
名前(フリガナ) 堀川 陽平(ホリカワ ヨウヘイ)
役職 専攻医
専門分野 産婦人科
学会専門医・認定医

 

外来担当表

産婦人科
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午前 1診 十河 卜部諭
(10時~)
卜部諭 石崎

中川

2診 鳥井
(予約)
卜部優子
(10時~)
藤城

十河

藤城
午後 1診 卜部諭
(緩和ケア外来)
鈴木
2診

鳥井
(完全予約)

卜部優子
周産期センター
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午前 1診

卜部優子
※休診:4/1

十河 中川
※休診:4/3
堀川

鳥井

※診察の進み具合によっては、やむを得ず待ち時間が長くなることがありますので、ご了承下さい。



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