CT、MR、RI、PETを中心に、院内の画像診断を担当するとともに、地域医療機関からの検査依頼を随時受付け(詳細につきましてはこのページの下部をご覧ください)、地域連携窓口と協力して地域医療への貢献を目指しています。
また、血管造影(頭部、心臓を除く)を中心とした画像診断を利用した低侵襲治療(IVR:胸部大動脈瘤ステントグラフト内挿術、腹部大動脈瘤ステントグラフト内挿術、下肢閉塞性動脈硬化症や腎動脈狭窄症に対するステント留置術、肝動脈塞栓術、透析シャント血管拡張術、子宮動脈塞栓術など)を行っています。
がんの治療法は、がん部位を正確にとらえる画像診断装置(例えばCT、PET、MRI)の進歩に加え、がん組織に限局して放射線を照射する放射線治療装置により近年極めて注目されており、手術による外科療法、抗がん剤による化学療法と並んで、がん治療の3本柱のひとつとして重要な役割を果たしています。
放射線治療の大きな特徴は臓器温存、機能の保持をはかりながら、がん治療を行うことです。また病気の苦痛を和らげる緩和ケアを行い、日常生活の質を高く保つ役割も担っています。
地域連携担当 |
TEL 077-516-2511 FAX 077-563-0057 ※月・火・水・金曜日/8:30~19:00 |
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放射線科 |
TEL/FAX 077-516-2501 |
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検査・治療 |
2018年度 |
2019年度 |
2020年度 |
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CT検査 | 22,544(781) | 22,279(810) | 22,566(815) |
MR検査 | 7,994(768) | 8,641(873) | 8,677(1,031) |
PET/CT検査 | 1,211(478) | 1,229(447) | 1,016(453) |
RI検査 | 858(322) | 790(327) | 689(308) |
血管造影 | 186(163) | 126 | 151 |
非血管系IVR (RFA、CT下生検など) |
12 | 11 | 10 |
マンモグラフィ | 3,228(うち健診2,637) | 3,378(うち健診2,736) | 3,059(うち健診2,430) |
放射線治療 | 127(27) | 109(20) | 138(38) |
※( )内は他医療機関からのご紹介件数、血管造影についてはIVR件数
企業製のステントグラフトが認可された2006年以来、大動脈瘤治療におけるステントグラフト挿入術の利点が広く認識されるに至っています。全国調査によると、2014年には腹部大動脈瘤症例の55%がステントグラフトで治療されました。当院でも施設認定を得た2009年からステントグラフト治療に取り組んでいます。
今般、最新の血管造影装置の導入を機に、 低侵襲治療に精通した放射線科医・心臓血管外科医・看護師(インターベーション エキスパート ナース)・放射線技師を中心としたチームを組み、ステントグラフトセンターを開設しました。
日進月歩のこの分野で、地域の動脈瘤治療をより良いものとするため精進してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
当院では「ステントグラフト実施基準管理委員会」より胸部大動脈瘤ステントグラフト内挿術の「実施施設認定」を取得し、実施しています。
ステントグラフト実施施設認定
胸部ステントグラフト指導医
日本ステントグラフト実施基準管理委員会
大動脈は、心臓から全身に血液を送る血管のいわば本幹で、胸部大動脈瘤は、この大動脈の胸部を通っている部分にできる“こぶ”のことです。動脈硬化が原因となっていることが多く、高齢者で、高血圧や喫煙歴、メタボリック・シンドロームのある方は要注意です。
声がかすれたり(嗄声)、ものを飲み込みにくくなったりすることもありますが、大部分の方は破裂しかけて急速に大きくなった場合や破裂してしまうまで、症状はほとんどありません。一方で、破裂した際には、喀血や胸痛・背部痛、出血によるショック状態となる場合もあるため、極めて致死率の高い病気です。このように、予兆がなく、突然死に至ることがあるため、「サイレントキラー」とも呼ばれています。このような病気ですから、別の理由による検査や人間ドックなどで胸部レントゲンやCTを行い、偶然に見つかることが非常に多いのも特徴です。
片方の足の付け根部分を切開し、大腿動脈よりカテーテルを挿入、ステントという金属の骨組みを縫い合わせた人工血管(グラフト)を片足の付け根から挿入し、動脈瘤の内側から留置・圧着させて、動脈瘤に「ふた」をする治療法です。従来の開腹人工血管置換術に比べ、非開腹、早期食事開始、早期歩行、短期入院(約1週間程度)などの特徴を有する最先端の低侵襲治療です。
すべての方に行えるわけではなく、血管の太さや曲がり方、こぶのできた場所などで、この治療を行えない方もいらっしゃいます。一方で、心臓病や呼吸器疾患など、他の病気のためにこれまで開胸人工血管置換術が行えなかった方にも、治療を行える可能性があります。当院ではまず心臓血管外科外来を受診していただき、CTなどの検査を行った上で、心臓血管外科と放射線科でどちらの治療法が適しているか十分に話し合い、ご本人と相談させて頂きます。
「ステントグラフト実施基準管理委員会」により、一定の基準を満たし「認定された施設」で、同じく一定の経験を積み「認定された医師」のみが行える治療です。
まず、当院の心臓血管外科および動脈硬化・血管外科外来を受診してください。その後は、以下のような流れとなります。
CT検査および血液検査:1カ月後、3カ月後、6カ月後、1年後、その後1年毎
※新しい治療法ですので、開腹人工血管置換術と比較して長期的有効性が完全に確立しているとは言えません。そのため、定期的な経過観察が必要とされています。
診療は、心臓血管外科 外来でさせていただきます。
名前(フリガナ) | 前田 清澄(マエダ キヨスミ) |
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役職 |
副院長 |
専門分野 | |
学会専門医・認定医 | 医学博士 日本医学放射線学会:診断専門医 日本核医学会:専門医、PET核医学認定医 日本IVR学会:専門医 腹部大動脈瘤ステントグラフト指導医 胸部大動脈瘤ステントグラフト指導医 肺がんCT検診認定機構:肺がんCT検診認定医 滋賀医科大学医学部非常勤講師 同志社大学生命医科学部客員教授 |
名前(フリガナ) | 仲口 孝浩(ナカグチ タカヒロ) |
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役職 | 放射線科治療部 部長 |
専門分野 | |
学会専門医・認定医 | 日本医学放射線学会:治療専門医 |
名前(フリガナ) | 北原 左和子(キタハラ サワコ) |
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役職 | 放射線科画像診断部 副部長 |
専門分野 | |
学会専門医・認定医 |
医学博士 日本医学放射線学会:診断専門医 日本核医学会専門医、PET核医学認定医 マンモグラフィ検診精度管理中央委員会:検診 マンモグラフィ読影認定医 |
名前(フリガナ) | 中川 達也(ナカガワ タツヤ) |
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役職 | 医長 |
専門分野 | |
学会専門医・認定医 | 日本医学放射線学会:診断専門医 |
名前(フリガナ) | 白波瀬 歩(シラハセ アユミ) |
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役職 | 医長 |
専門分野 | 画像診断 |
学会専門医・認定医 | 日本医学放射線学会:診断専門医 |
20エリア1診 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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午前 | 仲口 | 仲口 | 仲口 | 仲口 |