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地域医療連携

地域連携課のご案内

地域連携課

地域連携課では、患者さんが適切な診療科で安心してより良い医療を円滑に受けられるよう、地域の診療所・クリニック、病院等の先生方と当院医師とをつなぐ連携の窓口として業務を行っております。
さらに、医療知識の啓蒙、病気への理解を深めるため、公開講座を企画、開催しています。

地域連携課の業務内容

医療情報ネットワーク推進

びわ湖メディカルネット

当院は、滋賀県全域に医療機関を中心に、患者さんの診療記録を共有し、県内どこでも切れ目のない医療を提供できる「びわ湖メディカルネット」の運用を利用しております。病院や診療所・クリニック等において、患者さんの最新の診療情報を共有し、病院―診療所・クリニックの機能分化を促進し、協働での診療を行い、切れ目のない医療を提供できるよう取り組んでおります。

医療ネットのメリット
  • 診療所・クリニック等(かかりつけ医)で、情報提供病院の診療情報の閲覧ができます。
  • 病院でのカルテ、画像、お薬(処方)など、公開する情報(同意された患者さんの情報のみ)を速やかに閲覧ができます。
  • 診療所・クリニック等(かかりつけ医)は、患者さんの入院中の診療情報を把握することができ、退院後も引き続き継続した治療を受けることができます。

医療情報ネットワーク

診療情報が共有化されるには・・・
  1. 「びわ湖メディカルネット」について説明および情報共有病院、診療所、クリニック等を指定し、情報共有することについて確認をとります。
  2. 同意いただける場合は、所定の同意書に必要事項をご記入いただきます。
  3. 記入済み同意書を情報共有先に送付、また情報提供を行う医療機関は情報公開の手続きを行います。
  4. 手続き完了後、情報共有が始まります。
    ※同意されなければ情報公開は行われません。また同意はいつでも撤回できます。

淡海あさがおネット

当院は、「びわ湖メディカルネット」の推奨に併せ、滋賀県医師会が中心となり、医療・福祉・介護の連携を図ることを目的に「淡海あさがおネット」の運用も利用しております。主治医や介護スタッフが、患者さんの情報を共有することにより、患者さんに関わる担当者全員が同じ内容、同じレベルで患者さんの状態を把握することができます。そうすることで、より適切な医療を受けることができ、必要な介護サービスを受けられるので、安心して在宅で療養していただくことができます。

 

地域医療支援病院の承認について

1.『地域医療支援病院』とは・・・

地域医療支援病院とは、患者さんは身近な「かかりつけ医」から医療を提供されることが望ましいという観点から、地域医療の第一線を担う「かかりつけ医」に対して、紹介患者さんへの医療の提供や施設の共同利用などの支援を行い、地域医療の充実を図るため、その支援に必要な設備や機能を有する施設として都道府県知事より承認された病院のことです。

2.「地域完結型医療」を推進します

当院は、『地域完結型医療』を推進しています。「地域完結型医療」とは、患者さんの身近な地域の中で、それぞれの病院や診療所、クリニック等が各々の専門性を活かした診療を行いながら、医療機関全体が相互に連携することで、地域全体がひとつの病院のような機能を持ち、切れ目のない医療を提供していこうとするものです。
病気やけがの日常的な診療や健康管理上のアドバイスは「かかりつけ医」が受け持ち、高度な検査や専門外来、入院治療、救急医療は地域の基幹病院が担い、より高度な医療が必要な場合は大学病院などの診療を依頼します。また、急性期の治療が終了し、病状が安定した場合は、「かかりつけ医」などの地域の医療機関でその後の診療を受け持っていただきます。
「地域完結型医療」を推進することにより、症状に応じた専門的な治療を受けることができるとともに、重複した診療を避け、また診療費の負担も抑えることができます。

3.地域医療支援病院としての当院の取り組み

「地域完結型医療」の中心的役割を担うのが「地域医療支援病院」です。地域の医療機関を支援することで地域全体の医療の質が向上し、地域の皆さまによりよい医療を提供することができます。
当院では、これまでの地域の中核病院としてさらに地域医療支援病院としての役割を果たすべく事業に取り組んでいます。

  1. 紹介患者に対する医療の提供
    「かかりつけ医」などから紹介された患者さんを積極的に受け入れています。また、症状が安定したあとは、「かかりつけ医」のもとでその後の経過をみていただきます。
  2. 救急医療の提供
    救急車等での搬送や地域の医療機関から紹介された、入院が必要を思われる患者さんを24時間受け入れています。
  3. 高額医療機器の共同利用
    当院の高額医療機器(CT、MRIなど)や施設(会議室、図書室等)の共同利用を推進しています。
  4. 連携医との共同診療
    当院の連携医から紹介により入院となった患者さんに対し、連携医と当院担当医が共同(ダブル主治医)で診療を行っています。
  5. 地域の医療従事者に対する研修の実施
    地域の医療従事者の資質の向上に役立ててもらうために研修会や講習会、症例検討会等を開催しています。


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