発症直後あるいは術後早期から訓練介入をする急性期、退院後の生活動作獲得のため訓練を集中的に行う回復期とそれぞれの時期に応じたリハビリテーションを実施しています。急性期・回復期それぞれにリハビリテーション医が専従しており、他職種と密なコミュニケーションを図り効果的な医療を実施しています。
骨折などの骨・関節疾患、脳血管疾患、脊髄損傷、神経難病、切断、呼吸器疾患、循環器疾患、がん など
2023年度 リハビリ件数 | 理学療法 | 作業療法 | 言語聴覚療法 |
新患数(件) | 3,518 | 1,092 | 719 |
合計実施数(件) | 29,327 | 10,479 | 6,370 |
リハビリテーション実績指数:45.9
厚生労働省は、2020年度診療報酬改定で、実績指数が40以上あると「質の高いリハビリテーションを提供する病院」として認めることになりました。実績指数は、入院している期間が短いほど、また、日常生活動作の改善度が大きいほど、高くなります。この数値が高い病院ほど、より短期間でより効果の高いリハビリテーションを提供する指標となります。
在宅等復帰率:94.4%
当院回復期リハビリテーション病棟から在宅またはそれに類する施設へ退院される方の割合を示す数値です。
リハビリテーションには理学療法士、作業療法士、言語聴覚士という専門職が関わっています。
寝返る、起き上がる、座る、立って歩くといった生活の土台となる基本動作を築き上げていくためのリハビリテーション(体力・筋力をつける運動など)を実施しています。
退院後の日常生活をスムーズに送るため、食事や入浴、家事など応用的動作能力の改善・向上を目指す、身体と心のリハビリテーションを実施しています。理学療法で基本的な体力がついた方に応用的な動作訓練を実施しています。
脳血管障害などの後遺症により、生きていく上で重要な「話すこと」や「食べること」に何らかの問題を生じることがあります。言語障害や高次脳機能障害、摂食嚥下機能障害などに分類されるこれらの障害に対して、患者さまやご家族さまのお気持ちに寄り添いながら、リハビリテーションを実施していきます。
淡海医療センターでは急性期、回復期の2チームでリハビリテーションを実施しています。
発症あるいは術後早期から訓練に関わります。骨折や脳卒中、あるいは心不全、がん、呼吸器疾患など対象は多岐にわたります。また、ICUでの治療中においても寝たきりによる体力の低下を防ぐためリハビリを実施しています。最近では、ロボットを用いた先端医療も行っています。
1日2~3時間のリハビリを土日祝も含め毎日実施し、在宅での生活に向けて身体機能向上・日常生活動作の改善を目指します。当センターの施設基準は最も高い基準となる「回復期リハビリテーション病棟入院料1」を取得しています。