淡海医療センターでは、2022年11月に手術支援ロボット「ダビンチ Xi」を導入し、婦人科、泌尿器科、消化器外科を中心にロボット支援手術を行ってまいりました。導入から約3年間で、880件以上の手術を実施し、年間症例数は順調に増加しています。このようなロボット手術の需要に応えるため、2025年12月に2台目の「ダビンチ Xi」を導入しました。同一施設で2台のダビンチを運用するのは、滋賀県では当院が初めてです(2025年12月17日時点)。
「ダビンチ Xi」は、高精細な3D映像と精密なロボットアームを使用し、非常に繊細で正確な手術を可能にします。特に、腹腔鏡手術では届きにくい部位へのアプローチや、手ぶれの少ない精密な動きができるため、手術の精度が向上し、出血量の減少や術後の痛みの軽減、回復の早さといったメリットが期待できます。これにより、患者さんの負担を軽減し、早期の社会復帰が可能となります。
2台体制により、手術待機期間の短縮と、さらに多くの患者さんに対応できる体制が整いました。今後も、より多くの症例に対応し質の高い医療を提供できるよう、スタッフ一丸となって努力してまいります。
淡海医療センターでは、先進の技術を活用し、安全で信頼性の高い医療を提供し続けています。引き続き、皆さまに安心してご利用いただける医療を目指して、日々努力してまいります。
手術件数 885件(2022年11月~2025年12月16日)
産婦人科 678件 泌尿器科 150件 消化器外科 57件