地域医療連携

当院は、平成18年4月1日付けで「開放型病院」として認可を受けており、開放型病床として12床の運用を行っております。
開放型病床では、「かかりつけ医」の先生方に病床の一部を開放し、病診連携の一環として開放型共同指導を実施しております。

開放型病床とは・・・？

開放型病床とは、診療所やクリニック等の開業医の先生方の診ておられる患者さんが入院治療の必要となった場合、その患者さんに開放型病床へ入院していただき、病院の主治医と共同で診療・指導を行います。当院の主治医と「かかりつけ医」の先生が治療方針等について話し合い、共同で診療を行います。

患者さんにとってのメリット

開放型病院共同診療は、病状の安定した患者さんの診療は、「かかりつけ医」の先生が担当し、高度な医療機器を利用したり、専門的な検査等を必要とする診療は当院が担当させていただきます。かかりつけの診療所・クリニック等の先生と当院主治医が共同診療を行うことで、患者さんが退院されたあとも「かかりつけ医」が病状を把握でき、当院から地域の開業医さんへ戻られたあとでも、一貫した診療を継続して受けていただくことができます。

開放型病床連携医の訪院

連携医と当院主治医の共同指導を円滑に行うため「患者総合支援センター 地域連携受付」が協力させていただいております。共同指導の時間帯などお気軽に地域連携受付にご相談ください。

連携医の診療報酬

1. 連携医は、開放型病床に入院している患者さんを診療した場合に、「開放型病院共同指導料(I)」350点(患者さん一人1日につき1回 )が算定できます。
2. 所定の様式により患者さんの紹介を行った場合には、「診療情報提供料(I)」250点(患者紹介時に一人につき算定)が算定できます。

共同指導にかかる患者さんのご負担

開放型病院共同診療は、診療報酬算定にかかる診療行為であります。当院と診療所・クリニック等の先生方の双方に医療費をお支払いいただくことになります。そのため、共同診療を実施する前に、患者さんの同意をいただいております。共同診療の趣旨をご理解賜りますようお願い申し上げます。

(注)開放型病院共同指導料に関する診療報酬点数

1. 診療所等(登録医)・・・開放型共同指導料I

   入院中診察時	診察1回350点
   退院時	退院時共同指導料1　600点

2. 病院・・・開放型共同指導料II

   入院中診察時	診察1回220点
   退院時	※退院時共同指導料2　300点
   医師が共同した場合	300点　加算あり

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