入浴

高齢者の入浴は、生活の質を高めるうえで欠かすことができないもので、さまざまな役割や効果があります。 一つには、清潔の保持があり、汗などの老廃物、陰部に残った排泄物等の汚れは、雑菌の繁殖を招き、かぶれや床ずれ(褥瘡)の温床となります。 これらを防ぐ上でも入浴により皮膚を清潔に保つことは大切なことです。 又、一つに健康効果として、洗身や洗髪で刺激を与え、ゆっくり湯船で体を温めると、血行が良くなり新陳代謝も促されます。 冷え性や血行不良の高齢者には、効果的と言えるでしょう。血行が良くなることで発汗もあり、心地よい疲労感が得られます。 心身の緊張も解け、副交感神経が刺激されることで自然な眠りに付ける効果もあります。