看護局の取り組み

統括看護部長メッセージ

誠光会理事、統括看護部長伊波 早苗SANAE IHA

感性・知識・技術を育み
一人ひとりの看護の夢を実現

2020年、草津総合病院は、高度急性期医療を担う草津総合病院と地域在宅医療を支援する淡海ふれあい病院という二つの病院に生まれ変わりました。
さらに2021年10月、草津総合病院を「より広域に、より高度で専門的な医療を提供する高度急性期病院」へと進化させることを目指し、淡海医療センターへと名称を変更しました。

ご入職いただく皆様は、淡海医療センターで1年間、急性期病院の看護師としての経験を積んでいただきます。
その後は、どのような看護がしたいか、どのようなキャリアを積みたいか、どういった適性があるかを考え、ひとりひとりの成長とやりがいを大切にしながら、配属部署を決め、人材育成をおこなっていきます。
また、法人内には介護施設や訪問看護ステーションもあり、多様な場の看護を経験することもできます。

淡海医療センターは患者さんの価値やニーズを尊重する患者志向の病院を目指しています。
患者志向の医療を実現するために、看護職である私たちは、常に、患者さんに関心を向けて、患者さんらしさを大切にしたケアを創造し、提供していきたいと考えております。
そのために、Heart、Head、Handの3つのHを基盤として人材育成をし、看護の提供をしています。
倫理観に基づき、患者さんにとっての優しさを目指す“Heart”。
安心・安全な医療・看護を提供し、患者さんのセルフケア能力を高める“Head”と“Hand”。
3つのHが織りなす看護の中心は患者さんであることを忘れずに、看護師として成長していきましょう。

 

 

 

理念・基本方針・実践モデル

淡海医療センター看護部理念

疾患・治療からの回復を促進し、患者さんにとっての「安心」と「やさしさ」を提供できる看護を目指します。

 

基本方針

  1. 専門職としての知識、技術、態度を身につけ、安全で質の高い看護を提供します。
  2. 自己研鑚、教育、研究能力を養い、看護の質向上に努めます。
  3. 笑顔を忘れずに、心のこもった優しい看護を提供します。
  4. 互いの人格を尊重し、良好な人間関係を築き、チームの力が最大限に発揮できることを目指します。
 

これが私たちの目指す看護です

実践モデル

 

取り組みの特徴

  1. 看護の質向上のための『臨床リーダー』導入について

    病床機能分化や在院日数の短縮、在宅療養の推進といった、地域包括ケアシステムが推進される一方で、疾病構造の変化や医療の高度化によって、患者さんのニーズは複雑かつ多様性を極めています。
    患者さん一人一人のニーズに丁寧に向き合い、ケアを提供するためには、単に業務効率を上げるための業務改善ではなく、入院から退院までのケアプロセスの改善を推進できる人材を育成する必要があります。
    そこで、看護局では、2019年より「患者のケアプロセスの監視・支援による、アウトカムとケアの質の改善」の観点から、臨床リーダー会を立ち上げました。
    臨床リーダーとは、入退院支援、医療安全や患者満足度といった、ケアプロセスの一つ一つを注視しながら、質の高いケアを提供するとともに、スタッフの支援・指導ができる、臨床実践のモデルとなる看護師です。
    立ち上げからの2年間は、問題解決プロセスの考え方や、問題の本質をつかむための現状把握、情報分析の方法について学習し、アウトカムの実現に力を入れてきました。
    2021年度からは、実践の中に臨床リーダーを配置し、新しい看護体制としての運用を開始しています。
    患者志向のケアを追求し、選択し、提供できる、成熟した看護チームとなるために、臨床リーダーの活動を推進していきたいと考えています。

    7A病棟の実例

    臨床リーダーを導入するにあたり、患者さんにとって最適な保清や環境整備を行うことは患者さんのQOLや満足度の向上だけでなくその患者さんが退院に向けて何が必要であるかを導き、結果として退院支援強化にもつながるのではないかと考えました。
    患者ラウンドを行い、患者状態や環境・保清面での気付きをリーダーや担当看護師と情報共有し環境やケアについて一緒に考え行動計画に追加をしたり、退院支援カンファレンスでは他職種と情報共有しプライマリーNsを中心に病棟全体で個別性のある看護が出来るよう関わりました。
    病棟スタッフとの関わりの中で「自分が気付けていない所を気付かせてもらった」「状態を教えてもらい患者さんの理解につながった」「一緒にラウンド゙を行い一緒に考えてもらえることで自分の足りなかった視点が分かる」等のエピソードがありました。
    臨床リーダーの導入で環境整備や保清へのスタッフの意識は高くなっていると感じています。
    臨床リーダーとして今後は、病棟全体で退院支援を見据えた個別性のある看護を高めていきたいと思います。

     
  2. 妊娠から産後まで切れ目のない支援をめざして

    4A病棟は、産婦人科をメインとする38床の混合病棟です。
    産科エリアは、2年前にセキュリティーが完備された美しいフロアに改修され、また昨年は、外来の改修も終わりました。分娩件数増加に向けて、病院をあげて産科を盛り上げてもらえていることに感謝しています。
    産科エリアが独立した空間になったことで、混合病棟でありながらもゆったり関われる時間が持てるようになり、妊産褥婦さんの満足度もあがりました。
    クリニックに比べリスクの高い方が対象になるので、妊娠中から助産師外来とは情報共有を密にし必要に応じて関係機関とも連携をとっています。
    また、産後の育児不安や精神的サポートに対して産後ケア入院の受け入れや院内の育児サークル(はぐはぐ)での育児相談などにも取り組みんでいます。
    安全な出産とその後の育児がスムーズにできるよう妊娠期から一人ひとりの妊婦さんに丁寧に向き合い、チームで支援しています。

産科ラウンジ
産科病棟個室
産科LDR