認知機能健診
topic
ニュース等でご存知の方も多いかと思いますが、アルツハイマー病の病理に作用する初めてかつ唯一の治療薬が、6月8日に米国食品医薬品局(FDA)により迅速承認されました。日本での承認はまだですが、今後アルツハイマー病は治療可能な疾患となる可能性が出てきました。しかし多くの疾患と同様に、治療が可能になったとしても、予防および早期発見、早期治療が必要なことに変わりはありません。
当健診センターではこの早期発見のために、アルツハイマー病の前段階と言われているMCI(軽度認知障害)の検査として、認知機能健診を始めました。
MCI(軽度認知障害)とは?
認知症の前段階です。 日常生活に支障はありませんが、適切な予防を行わずに過ごすと、 5年で半数以上の方が認知症に進行すると言われています。
認知機能健診について
以下の検査をして、MCI(軽度認知障害)の可能性や脳年齢を調べます。
血液検査:MCIスクリーニング検査
費用:20,000円(税込) ➤ キャンペーン中 16,000円(税込)
血液検査:MCIスクリーニング検査
少量の採血のみでMCI(軽度認知障害)のリスクが分かります。
MCIスクリーニング検査とは?
認知症の中で最も多いアルツハイマー病は、アミロイドβペプチドという老廃物が脳内に蓄積し、神経細胞を破壊することで発症します。「MCIスクリーニング検査」はアルツハイマー病の前段階であるMCI(軽度認知障害)のリスクを調べる血液検査です。この検査では、アルツハイマー病の原因とされる「アミロイドβペプチド」を排除する3つのタンパク質「ApoA1」「TTR」「C3」の血中濃度を測定し、MCIのリスクを判定します。
結果
結果として、以下が表記させます。
- 「ApoA1」「TTR」「C3」の血中濃度値
- MCIリスク値・判定(A~Dの4段階)
- リスク値に対するコメント
こんなことが気になる方におすすめです。
□最近、もの忘れが増えてきた…
□肥満や糖尿病など生活習慣病の恐れがある…
□親や家族の様子が少し変わった気がする…
注意事項
- 検査推奨年齢:当検査は50歳以上の方にお勧めしています。
- MCIスクリーニング検査対象外:すでに認知症と診断されている方、自己免疫性疾患をお持ちの方、急性肝障害・急性腎障害の方、肝硬変の方、重度の栄養不良の方(ダイエットを行っている方も含みます。)、先天的に脂質異常のある方
- 検査前の飲食について:空腹である必要はありません。
生活習慣病の予防が認知症予防のために重要です
口質の良い睡眠
ロバランスの取れた食事
口適度な運動
口趣味を楽しむ
検査結果は予防するためのヒント
身体の健康診断と同じように定期的に検査を受けることで、ご自身の変化に早い段階で気づくことができます。健康な方でも高齢になるにつれて、認知症やMCIのリスクは自然と高まります。検査の結果に関わらず、生活を改善し予防に取り組みましょう。
ブレインパフォーマンス低下を早期発見・重症化予防へ
ブレインパフォーマンス低下を早期発見・重症化予防し、適切なタイミングで医療へ連携します。
- 早期のブレインパフォーマンス低下を検出することができる為、適切なタイミングで医療への受診を促進し、脳の疾患の早期発見や重症化予防を支援します。
- 「認知機能の検査」というと抵抗のある方も、「ブレインパフォーマンスの測定」と考えれば、気軽に受けられるのではないでしょうか?