理事長あいさつGREETING

令和6年度を
迎えるにあたって
社会医療法人誠光会 理事長 / 北野 博也

 令和6年度を迎えるにあたり、地域の皆様に理事長としてご挨拶をさせて頂きます。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が初めて報告されてから、約4年と半年の月日が流れました。現在もまだ感染は続いておりますが、5類感染症となり新型コロナウイルス感染症と共存している状態です。今後も気を許すことなく、緊張感を持って感染症を初めとする危機管理体制を充実させていくつもりです。

 われわれの法人では、早くからコロナ禍終焉後を見据えて、補助金に頼らない経営を心がけてきました。そのために、ロボット技術やDX(デジタルトランスフォーメーション)の積極的な導入を行いました。当法人で行っているコマンドセンターはその一例と言えるでしょう。コマンドセンターを開設した事で、コロナ禍でも通常診療の質だけでなく量的にも維持することができました。この試みは全国的にも注目され、多くの見学者が来訪されていますし、多くのメディアでも取り上げられています。ただ、DXは業務を単にデジタル化するだけでなく、機構改革を伴わなければなりません。当法人では、積極的に機構改革を行い業務の効率化と安心安全な医療を追求します。

 医療の面では、ロボット支援手術をはじめとする高度医療の面でも大きく発展しました。また、設備の面では、放射線治療装置やPET/CTなどの高額医療機器を最新のものに更新しました。さらに、利用者の皆様にご不便をおかけしております駐車場問題を解決するため、駐車場の整備を積極的に行っていくつもりです。

 ところで、誠光会では社会に役立つ人材の育成、安心・安全な臨床、健全な経営を3つの柱として運営しています。また、年度の初めにあたり、誠光会の理念をもう一度思い出し、誠心誠意を尽くし、一隅を照らす光のごとく、人々に幸せをもたらす活動を発展させていくつもりです。

 社会医療法人誠光会の未来は地域の皆様のご理解とご支援がなければありません。今後も、皆様の変わらぬご支援とご鞭撻をお願いします。

2024年4月