「家に帰りたい！」を叶えたい！
ご自身が望む場所で望む生活を送れるように…

保健師から退院調整看護師、母にもなって、在宅看護専門看護師へ

当院に入職する以前は、市（地域包括支援センター）の保健師として、主に高齢者の方々への在宅療養支援に従事していました。
病気や老い、障がいとともに地域で生活することの大変さを目の当たりにし、その頃から在宅看護について学びを深めたいという思いを持つようになりました。

入職後は、退院調整看護師として、疾患を抱えながら地域で生活する方々への退院支援に関わり、学びたいという気持ちがより高まりました。
出産・育児休暇など、さまざまなことがタイミングよく重なり、病院からの支援も受けて、大学院の在宅看護専門看護師コースに進学しました。

 

『今､ここ､この患者さん』のために看護師だからできる介入

現在は、入退院支援課に所属し、患者さんの入院前から退院後まで継続した看護が提供されるよう、退院支援を中心に様々な活動を行っています。
継続した医療的ケアや介護が必要になった患者さんが、望む場所で望む生活を、いかに心地よく送れるか。
ここは看護の腕のみせどころだと思っています。

治療のプロセスを把握し、退院後の生活も見据え、多職種と協働して必要な支援をコーディネートしつつ、『今、ここ、この患者さん』の療養生活を支えることは、看護師だからこそできる介入です。
入退院を経て地域に戻っていく患者さんの、その後の生活の質が少しでも上がるように、意思決定や受容のプロセスに添うこと、患者さんなりのセルフケア獲得を促すことなど、日々仲間とともに奮闘しています。

 

看護のチカラ，仲間とのたまらない瞬間

当院には、多分野の専門・認定看護師がそれぞれ活動していますが、困ったとき、悩んだときにはお互いに相談・活用しあえるので、とても心強いです。
患者さんの支援に悩んだり、うまくいかなくて落ち込んだりすることも、もちろんたくさんありますが、看護の力やおもしろさを実感できる場面、それを仲間と共有できる瞬間がたまらなく好きで、それが原動力になっています。
看護の力とおもしろさ、一緒に感じてみませんか？